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アレルギーやらなんやらで苦労した4月

先月は急に喘息症状が出て呼吸器科にかかりましたが、それと相前後して全身もやたら痒くなり、これはいよいよアトピー性皮膚炎も出てきたのかなと思います。

4月中にもう一度診察を受けてアレルギー検査の結果を教えてもらいました。それによると、ハウスダストとダニ、ネコ、スギに陽性判定が出ました。

アレルギー検査では、どのアレルゲンに対してどれくらい免疫抗体が反応するかを調べて、0から6までの7段階でその指標を出すそうです。数字が大きくなるほどそのアレルゲンに対してのアレルギー反応が強いということになるのですが、ぼくの場合、スギが4でもっとも高く、ハウスダスト、ダニ、ネコは3でした。

これらはごくありふれたアレルゲンなので、それを避けて暮らすというのはなかなか難しいです。今更猫を飼うのをやめるわけにもいきません。また長年同じ環境で暮らしてきて、今年になってここまでひどい症状が出るのも不思議に思います。

今までも花粉症は自覚していて、春先になると鼻水が出て目が痒かったり、時々咳き込むこともありました。しかし今年の喘息やら全身の痒みやらは今までにないほどひどいものです。やはり身体のどこかが弱って、免疫システムが変調しているのでしょう。

幸いアドエアという薬はとても良く効いて、処方されたその日には喘息症状もでなくなりました。全身の痒みは、ちょっとした服の擦れとかが刺激になって痒くなるので、肌の水分を保つためにワセリンを塗っています。これが案外効いて、夜痒くて眠れないということが少なくなりました。

アレルゲンを回避することが現実的でない以上、対症療法で症状を抑えながら、体力をつけて、体質を変えていかないといけません。

まだ調べてはいないですが、グリベックをやめて以来、貧血の症状はだいぶ改善したように思います。これからまた少し歩いたりしながら、体力を回復したいと思います。

呼吸器内科にかかり喘息治療を開始する

アドエア
4月に入ったくらいから、風邪でもないのに咳き込んで結構苦しいことがあります。今月の診察の時に申告すればよかったのですが、日中は症状が治まっていることも多いので忘れていました。

さて、こういうときに病院にかかろうかどうしようかとても迷うのです。いや病院にかかった方がいいのは勿論なのですが、ぼくのように既往症があって総合病院にかかっている状態では、なかなか地元の病院で診てもらうことを躊躇することもあります。

以前ちょっとした風邪で個人病院にかかった時に、現在白血病の治療中であることを申告すると「いやそれなら、今までの病院で相談してください」とろくに診療もしてくれずに紹介状を書かれたことがありました。そういうことがあると、なんだか個人病院にかかるのが申し訳なく思ってしまいます。

一方、総合病院は地域の中核病院として、まずは地元でかかりつけ医にかかってもらい、紹介を受けて高度医療を施すというのを推進しておられるわけです。そういう事情も知っていると、普段総合病院にかかっているとはいえ、まったく違う科を初診で受診するというのもなかなかハードルが高いのです。

というようなことを考えながら、総合病院に電話をして相談をしたところ、親切に応対をしていただき、受け入れてくれるということなので、呼吸器内科を受診することにしました。ぼくにとっては、総合病院がかかりつけ医のようになってしまっています。

飛び込みでもあったので、だいぶ待たされたのは仕方ありません。検査も、血液検査、採痰検査、肺機能検査に頭部CTといろいろとありました。

血液検査では個別のアレルギー反応はまだわからないものの、免疫グロブリンE(IgE)という値が高く、また白血球中の好酸球の値も高く、診察では「アトピー体質であることは間違いなく、喘息を前提として治療を開始しましょう」ということになりました。正確な喘息診断というのは発作が起きている最中でないとなかなかわからないそうです。

薬はアドエアという吸入薬を処方されました。気管支を拡張して炎症を鎮め、発作が起きにくくしてくれるそうです。ただステロイド系の薬でもあり、使用頻度はしっかり守ったほうがよいみたいです。

丸い円盤状の容器の中に薬が入っており、カバーをあけると吸込口とレバーが現れます。レバーを一回引くと一回分の薬が出て、それを吸い込むのだそうです。また、容器にはカウンターがついていて、レバーを引くごとに数字がひとつずつ減っていく仕掛けになっています。

大人の喘息は一生ものだということを聞いたことがありますが、二週間後にもう一度診察を受けて、それから治療方針を決めるということになりました。

あれこれ病気が増えてきて、うんざりもしますが、それだけ体力が落ちているということなのでしょう。運動しないと体力はつかないのですが、今日の血液検査でもさらに貧血が進んでいました。なかなか、運動もできないジレンマがあります。