怒涛のような年末の仕事が終わって、新年を迎えました。今日明日はお店も完全休業をさせていただき、一年の中で唯一ほっとできる日を過ごしています。
この年末の繁忙期は、小学校二年生の長男がお店を手伝ってくれました。普段なら事務所に来ても、TV等に夢中でお客様がきても知らんぷり。「ここにいる以上はお客様に『いらっしゃいませ』の一言も言えないと困る」というと、今度はお客様がきたらさっと事務所から出て行っていくような、この子が、なんとこの年末にはあいさつができるようになったのです。
寒い中外に飛び出していって「いらっしゃいませ~」「ありがとうございました~」と大きな声がかけられるようになりました。まだ小さいマセガキが、そんなことを言うものですからお客様も「いよいよ後継者ができたな~」とか「こりゃお年玉たくさんもらえるぞ!」などと声をかけてくれます。それがまた、本人にとっては嬉しいようでした。
事故があってはいけないし、迷惑がかかってはいないか、心配もしたけれど、大きな声がでるようになった長男に素直に感動しました。彼が満足するようにできるだけやらせてあげることにしました。
長男は学校ではなかなか問題児で、すぐにキレたり自己中心的な性格から喧嘩をしたりして、昨年も何度学校から呼び出しを受けたかわからないくらいですが、こうしてあいさつができるようになれば、少しは変わってくれるのかなとも思ったりします。
本人は接客をゲーム感覚でやっていたのかもしれませんが、自分が声をかけて相手が反応して認めてくれることを喜びに感じることができれば、いいかなと思うのです。そこから先に、相手を思いやる気持ちや、相手の気持を推し量ることができるようになれば、きっと彼もかわっていけるのではないかと感じます。
冬休みに少し成長してくれた長男に、お客様の言葉通り、少しお年玉を奮発しましょう。
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