診察日。日赤の新館と胃の不調と高額療養費と。

昨日は二ヶ月ぶりの診察でした。その間に、普段通っている松江赤十字病院の新病棟がすっかり完成して新しい建物で受付や診察をすることになりました。

慣れ親しんだ本館とよばれた建物は、いよいよ解体作業に入っています。入院するときにあちこちたらい回しにされた窓口や、夏場、夜になると冷房がとまりうだるような暑さの中で過ごした病室や、下の子が生まれた時に面会した部屋などももうなくなってしまったかと思うと、少しばかり寂しくも感じます。

新しい外来は近代的な建物で、各所に大画面のモニターがあって検査や診察の呼び出しもこのモニターを通して行われるようになっていました。受付などの案内表示には英語表記もされて、外国人の方にもやさしいものになっているのかと思います。すっきりしたゴシック系の案内表示を見ていると、どっか知らない病院にきているようにも思いました。

今回の診察では、特にかわったことはなかったのですが、ここのところずっと続いている胃の不調について申告しました。いわゆる逆流性食道炎という診察で、新たに胃酸をおさえる薬が処方されることになりましたが、一応次の診察で胃カメラを飲んでみませんかと勧められたので、おとなしく従うことにしました。

胃カメラは若い時にやったことがありますが、なかなかしんどいものでした。ゲップをすると胃が収縮して画像がよく見えなくなるので、なるべくゲップをしないように言われるのですが、これが結構出てしまうし、苦しくて涙は出るし、おまけにその時の検査技師が高校の時の同級生だったのでずいぶん恥ずかしい思いをしたことを覚えています。

しかし、胃がこれだけ弱いのが続くと心配でもあるので、検査もやむを得ません。潰瘍や腫瘍がなければいいなと思います。

さて、この4月から高額療養費がかかる外来患者に対して、健康保険限度額認定証というものを発行してもらえるようになりました。この認定証をもらい、医療機関に提示すると、最初から自己負担上限の支払いで済ませることができるようになります。これまでは、一度窓口で三割負担分全額を支払って、あとから健康保険協会に高額療養費の申請をして、過払い分を払い戻してもらわなければなりませんでした。

ぼくも前回高額療養費申請をした時に勧められて発行してもらいました。前回の申請では病院側のミスで全額負担をしたのですが、今回の支払いではしっかり適用されて、支払金額がずいぶん安くなりました。ぼくのように慢性的に高額の医療費がかかる患者は多数該当といって、通常の高額療養費よりもさらに負担が軽くなります。当初の説明では、最初の数回は多数該当の適用がないので、あらためて協会けんぽで手続きをするように言われていたのですが、今回しっかり多数該当として認定された金額になっていました。これで、あらためて高額療養費の申請をする手間もかからないし、一時的な負担増で家計に困るということがなくなったのは、大変ありがたいことです。とはいえ44,400円の負担はなかなか大きいですけどね…。

デメリットとしてはクレジットカードの支払額が減ってポイントがつかなくなることでしょうか。なんといっても今まで医療費だけで100万円以上クレジットカードを使っていましたので、それなりにまとまったポイントがたまっていたものです(^_^;)。でもやっぱり月々の負担が少ないほうがいいですよ。

毎回多額の診療費を払っている患者さんは、この限度額適用認定証を発行してもらいましょう。一般的な社会保険でしたら健康保険協会に、国民保険なら市町村で手続きできます。

全国健康保険協会の限度額適用認定証のページ

関連しているかも?:

コメントをお願いします