うちは職住一致なので会社と自宅のインターネット回線を共有しています。とはいえ建屋は別になるので、結構な距離になります。こんなときに便利なのが無線LAN。またiPhoneやiPadを使っていると無線LAN環境は必須です。そこで会社の光回線からルーターを通して無線LANアクセスポイントを3台設置して自宅までのエリアをカバーしています。
バッファローの無線LANルーターはWDSといって、アクセスポイント間で回線の中継ができるので以前から使用しておりましたが、古い機種だとWDSを使う際の暗号化方式にWEPしか使えないという制約がありました。
ご存知のように今やWEPでは安全とは言えない状況です。一応MACアドレスで接続できる機器を制限したり、SSIDを見えないようにしたりといったもう一工夫はしていたわけですが、それは不十分なことはわかっていました。やろうかと思えばいとも簡単に突破できる状況で、ずっと気にはしていたのですが、一度に複数台を交換するのが負担で仕方なくWEPでつないでいたわけです。
しかし年末になってずっと親ルーターとして使ってきたWHR2-G54の無線機能が今ひとつ調子が悪くなってきたので、思い切って機器を更新することにしました。最新の機器ではより高度な暗号化方式でアクセスポイント間通信ができるようになっているので、セキュリティ上も安心です。
最近は無線LANルーターもかなり安くなってきていて、狙っていたのはWHR-G301Nという機種だったのですが、電気屋さんに寄ったところWHR-HP-G300Nという機種がかなり安くなっていたのでそちらを、一気に3台購入しました。こちらの方がハイパワーで接続できます。
うちでは特に高速な回線を必要としていないので、今までアクセスポイントとして使っていたWHR-HP-Gという機種を親ルータにして、今回購入した3機を会社から自宅をつなぐアクセスポイントとして使います。今度はIEEE 802.11nでの接続ですから、アクセスポイント間通信の安定も期待できそうです。
最初にルーターとしてIPアドレス等を設定して、いざLANにつなぐと設定がリセットされてIPアドレスが変わってなかなか機器が見つからなくなるなど、設定にはそれぞれ個別のIPアドレスを割り振るので多少時間はかかりましたが、なんとか設定も終了しそれぞれに予定の場所に設置しました。暗号化方式をWPA2-PSKに設定しセキュリティもとりあえず安心。ただ、古いパソコンでは無線LANチップがWPA2に対応していないのもあるようで、外付けの子機を取り付けなければならないものもありました。
機器更新の結果はおおむね満足できるものです。一番親ルーターから遠い自宅の居間で速度を測ってみると、今まで1Mbps程度と3G回線とほぼ互角の速度しか出ていなかったのが、6Mbpsは出ています。自宅でも動画の視聴や、大きなファイルのダウンロードが可能になりました。
しかし本当のことをいえば、有線でしっかり配線して無線LANのエリアは限定したいのが理想。どうも無線というものにいまひとつ信頼がおけてないのです。まだうちのまわりは田舎なのでどうってことはないのですが、こうしてあちこちで電波が広がっていくと、混信とかの問題とかが起きそうな気がしないでもありません。自分で設定しておいてこんなことを書くのはなんですが…。
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