子どもといる幸せ

雨の日曜日、子どもは手持ちぶさた。兄弟げんかをしては親の雷が落ちるの繰り返し。仕事場にはやってきて、ビデオを見せろとうるさいので、しょうがなくPCに入っている動画を見せたら、こちらは仕事もできず…。

こんな日は温泉に連れて行くこと。従業員が揃った時間を見計らって、近場の温泉に連れ出しました。

わが家の子どもたちは温泉が大好き。温泉に行くぞと一声かければ、喜んでついてきます。親としては、お手軽な温泉程度で喜んでくれる子どもたちにもありがたいなあと思いつつ、本当はもっと旅行などに出かけられたらと、申し訳ない気持ちもするのですが。

それでも温泉にゆっくりつかって、時々プールに入っているみたいにはしゃぐ子どもたちを叱りながら眺めていると幸せだなあと感じます。

子どもたちも大きくなって、いろんな話をすることもできるようになりました。

熊野温泉は内風呂は広いけど露天風呂が狭い、だから美人の湯がいい、でも、美人の湯で停電があったときはびっくりした、滝がとまって電気も真っ暗になって怖かった、とかそういう話をおもしろおかしく長男が話すのです。

何気ないたわいのない思い出を共有できるようになった。ああ、子どもをもつということは、妻以外にも日常を共有できる喜びがあるのだなあ。そう思うととても感慨深いものがありました。

完全な庇護者としての親を今まで演じてきた(?)のですが、そういうものでもない、もっと違う一人の人間として子どもと話せるようになった感覚なのでしょうか。子どもがそれだけ成長してきたのだと思います。

やがて子どもは自分自身の力で生きていき、親から離れていくのでしょう。それまでの間のほんのひととき、この共有する時間を楽しみたいと思いました。

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