がんばれJAL

CAさんの手紙

去年の夏、爺婆に連れられて長男は初めて飛行機に乗って東京に行きました。

まだようやく幼稚園に通い始めた頃、間近で飛行機を見せてやろうと出雲空港に連れて行ったのがきっかけで飛行機が大好きになりました。何度も飛行場に通いました。あれはA300、あれはMD-90と機種も覚えるようになりました。

ぼくの両親が東京に行くことになり、一緒に行くかと聞いたら、とても喜んでその日を指折り数えて待ちました。当日のために、子ども用のリュックサックと帽子を買ってやると、用もないのに出発前まで毎日それを身につけていました。

初めての搭乗に大喜びで、窓側の席を陣取って外を眺めていたそうです。帰ってきてから雲に入る様子や、青い空のことを自慢げに話してくれました。機内サービスで配られたジュースは3杯もおかわりして、まわりの人は苦笑していたようです。

降りるときに担当してくれたCAさんは、長男に手紙をくれました。後ろに777の写真がある絵はがきでした。出雲東京間は時間にして1時間ほど。忙しい仕事の合間に手紙を書いてくれたのでした。

長男にとっては何よりの思い出になったでしょう。長男は将来はパイロットになりたいと言っています。目が悪いので無理かなとも思うけど、今は何も言わず夢を見守りたいと思っています。

いろいろ問題はあるかもしれないけれど、現場で働いている人たちはきっと今日も誰かの心に感動を与えてくれているんだと思います。

がんばれJAL。

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