長男の小学校卒業が近づいてきました。
幾度も書いてきましたが、長男は発達障害の診断を受け、小児精神科に通院しています。今日も病院に行き、現在の状況を報告してきました。
長男は「空気を読む」ことが苦手である特徴により、さまざまなトラブルを引き起こしてきました。ただ現在は、些細な事で感情を爆発させることもたまにはありますが、その頻度は減り、概ね安定した日々を過ごしています。
精神安定薬としてエビリファイとコンサータを服用していますが、その効果は確実にあろうと思われます。
それ以上に今年は小学校の担任の先生に大変お世話になりました。
長男が安定しているのは、学級内でも特別な役割を与えてくれたり、適正にあったポジションにつけてくれるなど、本人の承認欲求を満たし、自信をつけさせる指導をしていただいたおかげと思います。
ただ、これから中学校に行けば環境も激変します。一時は特別支援学級も考えましたが、本人の希望や、先生方のアドバイスもあり、やはり普通学級に通わせることにしました。そうなればなおさら、小学校の時のような手厚いケアはおそらく望むことはできないでしょう。
それでも親としては、小学校から中学校へスムーズに移行することを目標としてきました。
中学校の先生方とも複数回にわたって面談をし、本人の特性や、指導に対する要望を聞いてもらう機会を得ました。中学校側も真剣に話を聞いていただき、入学前に新担任との顔合わせをしてもらうことにもなりました。
昨年秋からは島根県教育センターの教育相談に通わせています。長男には、誰でも良いので信頼できる人を作り、自分の気持ちを出してほしいと思っています。今は、まだ親がその役割が果たせますが、これから成長していけば親への信頼はなくなっていくでしょう。また学校で挫折し、孤独になることもあるかもしれません。そんなときに、この教育センターが砦となってくれればよいがと思っています。
できることは限られていますが、親として打つべき手は打ちました。本人といえば、想像力が苦手なので、卒業についてはあまり感慨もなく、あいかわらずわがまま放題な日々を過ごしています。けれどもこれから彼は幾つもの壁に直面することでしょう。本人がその壁を乗り越えることを期待し、見守るしかありません。
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