再び猫を飼う

新しく迎えた猫
にゃんたが亡くなって半年余り。わが家に新しい猫がやってきました。

もう動物を飼うのはしばらくいいや、と思っていました。どうしても死に目は辛いし、飼うことで日常生活にどうしても制約がかかってしまいます。それでも今回猫を飼うことになったのは、やはり見捨てるに忍びないことでしょうか。

市内の児童クラブにその猫は捨ててあったそうです。スタッフの方が保護されましたが、施設にはいろいろなお子さんがこられることから、そのまま飼うわけにいかず、新しい飼い主を探されたのでした。友達経由のFacebookの投稿でそれを知りました。

にゃんたのときもほうぼうに飼ってくれないか案内したけれども、猫というのは案外貰い手が少ないことがあります。一度は、このまま見なかったことにしようと思いましたが、二度目にまだ貰い手がないことを知り、貰われなかった行く末を考えると動かずにはいられませんでした。

家族会議をしたところ子どもたちも飼いたいとのことでしたので、保護されている方に連絡をとって会わせてもらうことになりました。ぼくとは別にもうひと方、飼うことを希望されているということで、まあ貰い手があるならいいかなとも思いましたが、ともかく会いにいきました。

その猫は、ちょっと見たことのないような鳶色の毛並みをしたメス猫でした。まだほんの子猫で、生後数ヶ月。たぶんにゃんたを拾ったときもこれくらいの大きさだったように思います。目が大きくはっきりして、人にすぐ寄ってきます。やはり飼いたいなとも思いました。

飼う意志のあることを伝えて、いったん帰ったところ、やはり譲るということでご連絡をいただき、その日のうちにキャリーをかかえて猫をひきとりに行きました。

そのまま動物病院に連れていき、今後のスケジュールを話しました。ワクチンも打たねばならないし、近い将来避妊もしなければなりません。最近は、マイクロチップの埋め込みも勧めておられるそうです。

夕方わが家に連れて帰りました。すっかりおとなしくなった猫は、恐る恐るキャリーから出ると、周囲を探るように歩いています。子どもたちが喜んで近づこうとすると、さっと逃げますが、そのくせどこか行こうとすると後をついてきます。

よほど腹が減っているのでしょう。更にフードを出すとあっという間に食べ尽くしてしまいました。ただ、様子を見ながらフードを与えていかねばなりません。

まだ名前もつけてないのですが、ぎこちなく猫のいる生活がふたたびはじまりました。これから何年一緒にいてくれるでしょうか。ひょっとするとぼくよりも長生きするかもしれません。それならそれでいいか、とも思います。

嫁さんがいいました「今日、にゃんたが来たのよ」。

そうか、すっかり忘れていたけど、にゃんたがうちに来たのは2001年の9月23日。この子がうちに来たのも9月23日。不思議なご縁があったのでしょう。

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