若い取引先担当と話して思ったこと

取引先の営業担当は、大学を卒業して二年目。うちのような弱小企業には、実験台というか、なぜかこういう担当がつくことが多いです。でも、若い人と話すのは刺激があっていいものです。
彼には若さ故の行動力みたいなものを感じます。彼の提案する営業事案に、そんなことをやってもダメだよ、といいそうになるけど、真剣に話している姿を見ると、やりもしないうちからだめ出しをしてしまう自分の方が狭量であることを知るのです。

若さ故にあたって砕けろを実践できるのかもしれません。自分の歳では失うものも大きい。しかし、状況が打破できずにじり貧になっていく現状をただ追って嘆くくらいなら、とにかくやってみる姿勢は大切なのでしょう。そして彼はそのきっかけを与えてくれています。

価格交渉ももちろんします。しかし、どうもぼくは押し切れない。彼にはシビアな権限はないし、不毛な価格交渉をして体力を消耗するよりも、前向きに売上を伸ばす手段についてともに考えてくれるよう、彼にお願いします。こちらも正直になるのだから、どうか君も正直に取引してくれと言います。

そういう話をしていたら、彼が社長とお話しできてよかったというのです。ああ、この人は他の取引先からは取引価格ばかりはたかれているんだろうなと想像しました。彼の心底はどうかわかりませんが、ぼくは彼を信頼することにしました。

基本的に人は信頼できると思っているぼくは甘いのかもしれません。時には強引に、時には威圧して、自分の立場を有利に持っていくことも商売をしているなら必要な能力なのかもしれません。でもできないんですよね。だからあまりうまくいかないのかもしれないけれど。

いろいろな仕事をしてきたので、汚い世界もたくさん見てきました。

でも駆け引きばかりの人生では疲れてしまいます。それにしても、まっとうに生きることがつらい時代になりました。

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