8月から新しい設備で仕事をすることになり、細かいトラブルはありながらもなんとか日々回るようになって安心していたのですが、先日、肝を冷やすトラブルに遭遇しました。
突然インターネットに接続できなくなったのです。ChromebookでYoutubeを見ていた子どもたちも、見れなくなったと苦情を言ってきます。ルーターの設定をいじったわけでもなし、プロバイダの障害かなと軽く考えていました。
ところが電話がかからないトラブルも発生していることがわかりました。これはやばいです。光電話が繋がらないとなると、インターネットの向こう側のトラブルではなく、回線自体がダメになっている可能性があります。
新しい業務システムは、クレジットカード決済なども可能にするためにインターネット回線を利用したVPN(仮想ネットワーク)でセンターと通信を行っています。回線がつながらないと通信ができないために、クレジットカードなどのオンライン決済ができなくなってしまいます。
さあっと冷や汗が流れました。固定電話がつながらないので、携帯電話でNTTに状況を伝えると、先方から光回線が通じているかどうか経路探索をしてくれましたが、こちらの光終端装置(ONU)まで到達できないということでした。そうなると、ONUの故障か、ケーブルの断線ということになり、まったくのお手上げです。
早速修理依頼をしたのですが、お盆期間ということもあり、また前日に雷が各所で発生して忙しいらしく、今日はいっぱいだというのを、こっちも仕事が止まるのでなんとか頼むとゴリ押しして、今日必ず対応するとの約束をとりました。
その間、お客様にはお詫びしながら対応し、6時間後に工事担当の方がきて調査したところ、ONUが不良とのことで、機器交換してようやく復旧したのでした。
今の時代は、ネットなしでは仕事も何もできなくなるんだということをあらためて思い知らされました。昔は、インターネットが見られなくなったからといって、仕事が別にどうということはありませんでした。しかし、今はそうではありません。電話も使えなければ、ネットワーク化された機械が止まって業務も停止してしまうのです。
インターネットはそれくらい重要なインフラとなっているのですが、実際には細い細い一本のケーブルと、プラスチック筐体に覆われた機械が24時間通電してようやく支えているのです。今回はたまたまNTTを側の機器故障でしたが、社内の機器がトラブルの元になって業務が止まる可能性もあるわけです。
ぼくなんざ、なまじ中途半端な知識があるので、安物のハブやルーターを使ってひょいひょいと社内LANを構築してしまっているわけですが、もう少しきちんと設計しなおして、何年かに一回は機械やケーブルを取り替えるくらいしないといけないなと思いました。今回は、本当に焦りましたよ。
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