先日、サッカー部に入った長男がはじめて他校との練習試合を行いました。送迎は嫁さんにやってもらったのですが、ぼくも少しだけ時間をもらって見に行きました。
長男の小学校と、他の二校との巴戦で15分程度のゲームを延々と繰り返しています。なかなかハードで、A校と対戦したら次はB校と対戦。その後休憩…といってもコートの外でリフティングやシュート練習をやっているわけで、休む間がありません。午後1時過ぎから5時位まで延々と身体を動かし続けたのだそうです。
背番号73がふってあるユニフォームは日本代表のような青で統一されています。まだ新しいそれを着て、長男は走り回っていました。
小学校3年生のチームですし、こないだからはじめたばかりなので、技術的戦術的にどうこう言えるような試合じゃないです。ボールのある場所に全員が寄って行くし、スペースが開いていてもパスをするのではなく、ドリブル突破をはかったりしています。もっとも低学年の段階では、ボールコントロールを身に付けることが大切なのかもしれません。
それでも長男を見ると、相手の動きをよく見て先回りしてボールを奪ったり、相手とゴールポストの間に身体をいれてシュートコースを消したりできているように思いました。また、接触して転がされても諦めずにボールを追っていたのも印象的でした。
前に長男をサッカー部に入れることにだいぶ逡巡をしたことを書きましたが、今のところは入れて本当に良かったと思います。
まず第一に、饒舌になりました。以前は学校の様子などを聞いても「別に」と言った感じで会話が進まなかったのですが、今ではサッカーに絡めるとどんどん話すことができます。そしてその話の中に、友だちの名前がよく出るようになりました。そして、友だちのいいところも語れるようになったのです。以前の彼からは考えられないことです。
そして第二に、サッカー部の道具だけは自分できちんと手入れや準備ができていることです。今までは学校の準備をやれと言っても動かず、しつこく言えばキレていました。それが、汚れ物は自分で洗濯機のところまで持って行き、傷まないようネットにさえ入れています。当日の練習準備では、自分でウエアを用意してエナメルバッグに詰めています。
まだ弟との関係が悪かったり、感情が突然爆発することもありますが、上手く誘導してやれば本当に穏やかに過ごすことができるようになりました。
別の日に校長先生や教頭先生ともお話する機会があったのですが、3学期に入ってかなりの時間を教室で過ごせるようになったそうです。新学期になってまた環境が変わると、どうなるかが心配ではありますが、サッカーという自分が熱中できるものを拠り所にして、自分の存在する場所を確保していけたらいいなと思います。
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