前回書いたように今までiPhoneで使っていたBluetoothキーボードのキーアサインが変わってしまい長文入力がやりにくくなったので、とりあえず新しいBluetoothキーボードを買いました。
同じエレコムというのは癪ですが、安さにつられて買ったのが、TK-FBP052というコンパクトキーボードです。ぼくがこの手のキーボードに求めるのは、そこそこコンパクトでありながら、しっかりブラインドタッチができることです。そのためには、あんまり変態なキー配列は嫌ですし、ある程度はキーッピッチが欲しいものです。折りたたみは値が張るので除外し、できるだけ幅がせまいけれども打ちやすそう…ということで選びました。
カタログで見る限りにはアイソレーションタイプであんまり変なキー配列もなさそうです。唯一気になるのが、日本語キーボードの配列になっていることですが、説明によるとiOSモードとWinモードと切り替えることができ、刻印通りのタイプができるとあります。
箱を開けて触って見ての第一印象は「ちゃちい」でした。電池込みでも200gありません。非常に軽いです。この軽さゆえに安っぽい感じがするのかもしれません。キーボードをタイプすると聞こえるカシャカシャというタイプ音が安っぽさに拍車をかけています。
けれども、裏面に5つのゴム足がついていてキーボードがガタつくこともなく、打ちやすいことは打ちやすい。横幅がiPadとほぼ同じで、縦は2/3くらい。キーピッチは17mmあり、ブラインドタッチも楽にいけます。普段使っているセカンドバッグにもなんとか入りました。
iOSでは日本語配列のキーボードでも英語配列になってしまって、キーの刻印と文字があわないことがあるのですが、このキーボードではFnキーを押しながらTabキーを押すことで、PC用とiOS用と動作モードが切り替えられます。これによってiOSでも刻印通りに打てるのは確かにいいです。日本語キーボードを使ってよく問題になる「@」が右上にありますが、キーを押すとしっかり画面上にも@が表示されます。
ただし、現在どのモードで入力しているかぱっと見ではわかりません。ローマ字で入力している限りはあんまりわかりませんが、記号などを入力するときに「あれ?」ということはあります。また、電源を入れると必ずPCモードになっているので、iOSで使う時は最初にモードを切り替える必要があります。モード選択がハードウエアのスイッチだったらよかったのにと思います。
キーの数が少ないゆえのしわ寄せはかぎかっこなどにきていて、タイプするのにFnキーと組み合わせなければならなくなっていることを、使ってみてはじめて気づきました。日本語のかぎかっこはともかく「{」、「:」や「;」もFnキーとの組み合わせになるので、プログラムのソースを書く人などには使いにくいだろうと思います。またEnterキーが大きいのはいいのですが、その影響か矢印キーの配置が横一列になっていて使いにくく、デスクトップと兼用するのは辛いかなと思いました。
とはいえ、ここまでTK-FBP052で打ちましたが、ストレスを感じることは少なかったです。軽いこともあって、持ち歩いて外出先でも使いたいですね。電源が単三電池一本というのも気に入りました。ただ、折りたたみタイプではないので、裸で持ち歩くとキーがぽろっと取れてしまわないか心配になります。なにか適当な収納袋を探した方がいいかもしれません。
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iMacのワイアレスキーボードを初めて観たときは、心細ささえ感じたものですが控えの選手はおよびのかかる様子はありません。
そこで彼にはiPadのお供を命じました。デスクトップより、こちらが酷でしょうね。
どうも控えの選手に控えのオーディションをしなくちゃいけない状況です。
エレコムのモデル、候補に入れておきます。使用感参考にさせていただきます。
さて、収納には昔流の巾着袋を使っています。
綿入りの巾着袋で、中からタブレットとキーボードが出てくる歴史を超えたコラボレーションです。
クッションを程良い大きさにして、収まるようにしたらいかがでしょう。
コメントありがとうございます。
iOSでキーボードを使おうとすると、どうもこれといった決定版がないようで悩みますよね。
袋はぼくも口を縛るようなタイプがいいかなと思っています。参考にさせていただきます。