バリアフリー

昨日はライトハウスライブラリーに行って、視覚障害の人のパソコン講習会のお手伝いをしました。twitterのオフ会で、ライトハウスライブラリーに勤務しておられる@onigirishojiさんと知り合いになり、視覚障害の方のパソコン講習をしているというのに興味を持って参加させてもらったのがきっかけで、今回2回目になります。

目の見えない人がパソコン使えるの?と思われるかもしれませんが、これが皆さんしっかり使っていらっしゃいます。少し見える方は、モニターを白黒にしてコントラストをはっきりさせたり、全盲の方も音声読み上げソフトなどを使って、PCをあやつります。キーボードショートカットをすぱすぱ使いこなしているあたりは、マウスに頼っているぼくらから見ればなかなかすごいスキルです。

今回はtwitterの使い方について、@emiemi962さんが講師でマンツーマンでの講習、ぼくは後ろから見守る役。講師役の彼女も目が見えないんですが、ほとんどぼくがサポートすることもなく教えておられましたよ。
ただtwitterを登録するときは、CAPTCHAという画像認証があって、そこだけは目が見えないとやりづらいのでその入力は健常者がやらなければいけません。

視覚障害の方がtwitterをするときは、公式ページよりもモバツイの方が使いやすいようです。モバツイは携帯電話用のサービスですが、PC上からも使えますし、画像も少なく、読み上げソフトも読みやすいみたい。またモバツイに登録しておけば、携帯電話でも同じ感覚で使うことができるわけです。携帯電話もドコモのらくらくホンなどは音声読み上げに対応しているので、視覚障害の方もインターネットができるのですね。

講習会のあとの雑談で、スイミングの話になり、プールはあそこがいい、ここがいいという話になったのですが、@emiemi962さんから、とある公立プールで予約しようとしたら、視覚障害の方は断られたということを聞きました。そんなこともあるのかとちょっと意外だったのですが、プールによってはきちんと応対してくれたり、わかりやすいようにロッカーを隅にしてくれるところもあるそうです。なるほど視覚障害の方には、ずらずら並んだロッカーの真ん中よりは隅の方がわかりやすいですよね。

今、バリアフリーがさかんに謳われていて、ほとんどの施設ではそれなりの設備がしてあります。でもいくら設備がしてあっても、応対する人によってはそこにバリアをはってしまっていることがあります。段差がなくしてあるとか、点字で表示がしてあるとかよりも、応対する人の心がバリアフリーでなければいけないのだということをあらためて思いました。

そんなことをつぶやいていたら、@onigirishojiさんが「100回のバリアフリーな建物見学や読書より、まずは1人の障害者と知り合うことだと思います。「あの人どう思うかな」って考えられるのがバリアフリーの一歩かと。おもいやりは想像力ですから。その1人とどう出会ってもらえるか。この業界の課題だなあ。」とリプライを返してくれました。

まさしくそうなんですよね。ライトハウスライブラリーのパソコン講習会では、いろんなことを勉強させてもらっています。こうしたtwitterなども、健常者と障害者が気軽に出会う場所になっていくといいなと思います。

ライトハウスライブラリーでは毎月パソコン講習などもやっておられるそうです。ぼくなんかでも参加させてもらえるくらいですので、興味のある方は@onigirishojiさんや@lighthouselibさんにコンタクトをとってみてはいかがでしょう。

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