第1クール第16日 消化試合

白血球を増やすためのG-CSF製剤の注射を今日も行いました。これを打てば白血球はすぐに増えると聞いているし、幸い熱が出たりもしていないので、もう安静にしなくてもよかろうと、天気の回復をまって外を散歩してみました。G-CSFの注射では、白血球以外の血液成分が増えるわけではありません。ですから、相変わらず貧血にはかわりないので、動作はゆっくりしていますが、外の空気に触れるのは気分転換になりました。

明日血液検査をして、結果がよければ、その翌日にも退院することになっています。おそらく白血球が増えて感染症の心配が少なくなれば、多少の貧血は家で療養しながら回復せよということなのでしょう。

今回の入院では、なんとしても体力の低下を防いで、退院後はすぐにでも仕事や家事をやろうと考えていました。そのために、病院内でもなるべく歩いたり、筋トレしたりしてはいたのですが、最終盤にきてこの身体では、やはり難しいかなと思います。骨髄抑制はある程度織り込み済みでしたが、なかなか貧血症状は侮れないものがありました。

夕方、「次のクールをいつにしましょうか」と先生が相談にきました。7月8日が月曜日だし、それくらいに始めるのが妥当だろうと思っていることを告げると、あっさり「じゃ、それでいきましょう」ということになりました。カレンダーをみたら退院期間は10日ほど。短い退院期間は、きちんと療養に専念して、少しでも体力を回復して次のクールに備えたいと思います。ここまできて、焦っても仕方ないですしね。

第1クールの治療がなくなって、今は消化試合をしているようです。最初の治療が終わってホッとした気持ちと、こんなんで退院しても大丈夫かという不安な気持ちとがないまぜになったふわふわした感覚ですが、ちょっとずつ荷物の整理などしております。何事も明日の血液検査の結果次第ではあるのですが。

関連しているかも?:

コメントをお願いします