去年一度だけ、自転車に乗って市内まででかけたことがありました(自転車に乗って出かけてみた | fumiton.nyanta.jp)。そのときに、やはり体力的に無理だと悟って自転車に乗ることをあきらめていました。
それからまた一年経った今、もう一度自転車に乗ってみようかなと思っています。
この夏は、猛烈に忙しくて、せっかく根付いていた散歩の習慣も途切れてしまっていました。少し落ち着いてきたとはいえ、会社を長時間あけるわけにもいきません。1時間の行動半径は徒歩なら2キロほど。でも自転車ならその3倍くらいは広がりそうです。
手始めに、倉庫に投げっぱなしになっていた、埃だらけの折りたたみ自転車を拭いて、少しサビの浮いたチェーンに油をさし、変速を動かしてみました。案外、音も静か。まだいけそうです。
古いヘルメットをかぶり、久しぶりにクオーターのパンツを履いて自転車を漕いでみました。
家を左に折れると緩やかな下り坂になっていて、ギアを重くしてペダルの回転をあげると、スピードが乗ります。結構速い!そして気持ちいい!あっという間に周回3キロの散歩コースを帰ってきました。あたりまえのことですが、自転車は歩くより断然速いんだと実感しました。
ちょっとぐるっと家の周りを走っただけなのに、帰ってきて自転車を止めると汗が吹き出します。じっとしていると、流れるような汗です。夏の盛りでさえ、こんな汗はかきませんでした。それが気持ちいい。
いいじゃないか、自転車。
次も乗ってみようという気持ちになったので、自転車はできるだけ磨いてやりました。投げっぱなしにしていた贖罪の意味も込めて。
最初から気張って、よし自転車で運動するぞ!とかじゃなくて、ちょっとした用事を自転車でやってみればいいんです。銀行へ行ってみる。郵便局へ行ってみる。本屋に行ってみる。そこから少しずつ距離を伸ばせればいい、そういう気持ちでもう一度トライしてみようと思います。