慣れ親しんだ病室のベッドとお別れの時がやってきました。2月の検査入院から半年以上、実質の入院期間も3ヶ月に及んだ病院生活は今日終わりました。
親しくなった看護師さんたちともお別れかと思えば寂しい気持ちもします。手術直後の全然身動きできない中、身の回りの世話をしてもらい、落ち込んでいる時には寄り添ってもらい、こうして無事退院できるのは、彼女らや彼らのおかげであったとつくづく思います。そこには看護師と患者という立場の違いはあれ、確実に人としての交流が、しかも生き死にに関わる生々しい交流があるのは違いありません。しかし、生別であれ死別であれやがて別れの時がきます。看護師さんはそれが、患者を病院から送り出すのが、仕事なのだと思うと、なかなか切ない職業かもしれません。
午前中最後の回診を受けて、明後日の血液内科の受診に合わせて、泌尿器外来も訪ねて今後の方針などについて話し合うことになりました。これからは定期的に外来を受診して、転移の兆候がないか、尿管のトラブルがないか、注意していくことになると思いますが、それがどれくらいの頻度で受診したり、どういう検査をしていくのかなどはその時に聞いてみようと思います。
退院にあたっての生活制限は一切無く、何を食べても、何をしてもよいそうですが、貧血はあいかわらずなのでとても前のようにはいかないです。貧血については、血液内科でも相談をして、自宅で療養をしながら回復を待ちたいと思います。
今回の長期にわたる入院では、近隣の知り合いの方々のみならず、facebookやtwitter、このブログなどネットワーク上でも数多く励ましの言葉をいただき、ありがとうございました。皆様のおかげで憂鬱を払い、孤独感を感じることなく入院生活を過ごすことができました。心からお礼申し上げます。
もう病気に甘えているわけにはいきません。早期に仕事に復帰するためにも、まずは体力と気力の充実をはかりたいと思います。