7月から8月にかけて大きなプロジェクトが目白押しで夜も昼もない生活をしていたわけですが、ようやく区切りがついたある日、家にChromebookがやってきました。まあようするに意識朦朧としている間にポチってしまったというアレですな…。
Chromebookというのは、簡単にいえばGoogle製WebブラウザであるChrome「しか」動かないパソコンです。そんなものなんの役に立つのかと言われそうですが、今頃はたいしたもので、ワープロ、表計算、写真の管理…等々、Webブラウザだけである程度のことはできてしまうんですね。そこで作ったデータもパソコンの中ではなく、インターネット上に預けておくわけです。
単機能に特化することで、ハードウェアの性能が低くてもサクサク動作するのが売りだそうで、つまりパソコン自体を安くできる…ということなのですが、Windows機も最近は安く手に入るようになりましたから、Chromebookが一番安いということはなくなりましたね。
ぼくが購入したのはASUSのC300MAという機種で、ASUSのアウトレットショップで22,800円でした。この値段ならパソコンとしては安いといえるのではないでしょうか。
それで実際使ってみたのですが、確かに起動はとても速いです。電源オンからログイン画面を経て1分しないうちにもう普通にネット検索ができています。また、バッテリーがとても持ちます。子供が4時間くらいずっとYoutubeを見て残量が70%以上残っていました。70%残量で、残り時間目安が9時間とか表示されています。すごいです。
ちらしのデザインを作るとか、マクロバリバリのエクセルファイルを扱うとかはできませんが、ちょっとした報告書の作成とか、集計なんかは案外できちゃったりします。オフラインアプリもあって、必ずしもインターネットに繋がっていなくてもいいアプリもあります。
そういうわけで、ぼくは結構満足しているんです。でも、やっぱりこれは万人向けではないかなとも思いました。
ちょっとWebを見たり、メールをチェックしたり、オフィスファイルをいじったりがメインの人は、タブレット端末を選ぶのではないかなと思います。Chromebookと価格が同じくらいとしても、タブレットも起動は速いし、画面はきれいだったりしますもの。
といって、本格的にパソコンを使おうという人にも向かないと思います。Webアプリはやはり機能制限があって、できないことも多いです。最廉価のWindowsマシンよりはフラストレーションがたまらないと思いますが、もう少し予算がつけられるならWindowsのパソコンを素直に買った方がいいのかなとも思います。最近は同じような値段でWindowsタブレットもありますしね。
バッテリーを気にせず、さっと画面を開いて、キーボードで文章を書くようなな人はたぶん大好物だと思いますが、そういう需要はきっと少ないんじゃないかなあと思います。
でも、同じことを二度言いますが、ぼくは、かなり気に入りましたよ。手持ちのパソコンで、Macbook Proはまだまだ現役でとてもいいんだけど、物理的に重たいんですよ…。先頃仕事用のPCから格下げになったLenovo Flex10は軽いんだけど、トロくてストレスたまるんですよ…。C300MAは、家と仕事場と持ち歩いて、ちょっとWeb見たり、文書書いたりするのにいいです。サブマシンとして最高です。