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ポメラDM200を買った

スマホがあるのにフィルムカメラを買うようなもの

このたび、ポメラDM200を買いました。よくポメラを買う理由に、ネットに接続できないので集中力が途切れないとか、開けばすぐに書けて思考を中断しないとか、格好のいいことが言われますが、ありゃあ言い訳です。

iPadだって4万円で買えるこのご時世に、ただテキストを打つだけの機械に、5万円という大枚はたいて買うことの後ろめたさといったらありません。そこを克服して買うためには、自分を納得させるもっともらしい理屈をつけなければならないのです。

今は、スマートフォンやタブレットでなんぼでもテキストを打つことができます。そこであえて、こうしたテキスト打ち専用マシンを買うのは、今の時代にあえてフィルムカメラを買うようなものです。露出やピントをあわせ、現像まで含めた写真を撮るという行為に価値を見いだす人が、普通の人なら信じられない価格でカメラを買うのです。ポメラも、テキストを打つ「だけ」の部分に価値を見いだす人が、買うのです。それでよい文章が紡げるかどうかはまた別の話ですが。

以前の機種は本体がべたつく欠点が…

ぼくもまたテキストを打つだけのマシンに魅力を感じ、初代DM10が発売されたときに飛びついて、ずっと使ってきました。のちにDM20に買い換えもしました。それくらいポメラのコンセプトは好きです。

けれどもDM10、DM20には重大な欠点がありました。本体表面を覆っているラバーコートが加水分解しやすかったのです。変換精度が悪いとか、入力文字数が少ないとかいう欠点をぼくはあまり気にしませんでしたが、本体がベトベトするのには耐えられませんでした。

結局べたつきに嫌気がさして起動することがだんだんなくなってきたDM20。その後、iPadなどのタブレットを持ち歩くようになり、後継機を買うことはありませんでした。

タブレット、PC、どれもしっくりこない

ぼくの場合外出先で文章を打つ機会がそこそこあって、それこそiPadとBluetoothキーボードの組み合わせでテキストを打っていましたが、どうもしっくりしない。多分にiOS独特の漢字変換の面倒くささみたいなのが影響していたのかもしれません。最近は、もっぱらMacBook Airを持ち歩いています。入力環境は非常によく、原稿書きから仕上げまでその場でできるのはとてもよいです。けれども、11インチのMacBook Airといえども、やっぱり重くてかさばるのは否めません。

この一ヶ月くらいやたらめったら報告書や意見書を書く機会があり、その下書きを書くために常にMacBook Airを持ち歩くのがしんどかったのです。そこで、もう一度ポメラを使ってみるか、と思いました。最近ようやくDM200も値段がこなれて(とはいえやっぱり高いですが)きたし、ネット通販のポイントもだいぶたまっていたので、思い切って買ったのです。

DM200とDM20

DM200とDM20

DM200のよいところ

久しぶりのポメラは大変進化していて、びっくりしました。

折りたたみ式は案外よい

二つ折りのポメラははじめてなんですが、これは良いなと思います。DM10やDM20はコンパクトに見えますが、嵩が高くなるので案外鞄に収まりが悪かったです。DM200は長辺が少し長くなったトラベラーズノートみたいでもあり、ボディバッグなどにも収まりがよいです。また文字入力するために、DM20はまずキーボードを組み立てる作業があり、案外面倒くさいものでした。天板を開けるとすぐに文字入力ができるのは良いです。

内蔵バッテリーもよいと思う

賛否両論ある内蔵バッテリーですが、ぼくは良いと思いました。充電はMicroUSBでできるので、モバイルバッテリーから充電ができます。スマホを持ち歩いていれば、モバイルバッテリーも持ち歩いているわけで、それさえあれば電池切れを気にする必要はあまりありません。従来機より駆動時間が短くなっているとはいえ、一日使い回してもバッテリー切れになるわけじゃなく、切れそうになったらモバイルバッテリーで充電すればよいのです。

画面がきれいなのが良い

画面が広く、高精細になったので、一度に表示できる文字数が増えました。フォントもアウトラインフォントになり、文字を小さくしても視認性がよくなりました。書体はゴシック体のほか明朝体も選べます。そこまで表示にこだわりはないのですが、字が見やすいことはやっぱり入力していても気持ちがよいものです。

ATOKがマシになり、キーカスタマイズもある程度できる

搭載されているATOKもだいぶ進化しました。PCで登録した辞書をインポートして使え、変換効率も良くなったので、PCと同じような感覚で使うことができます。

すべてのキーをカスタマイズできるわけじゃありませんが、ある程度のカスタマイズも可能です。ぼくはPCでCapsLockにCtrlを割り当てて使っているのですが、同じように換えることもできます。同様に無変換キーを全角/半角に割り当てると、指を伸ばさなくても良いし、Macと少し操作を似せることもできます。

ニッチな製品なので買うかどうかは迷った方がいい

総じて以前よりもだいぶ使い勝手が増した気がします。重量もフットプリントもMacBook Airに比べてだいぶ小さくなったので、気軽に持ち出すことができるようになりました。この下書きもDM200でここまで書いてきましたが、ストレスもほとんど感じませんでした。

ただ、ポメラはあくまでテキストエディット専用機です。いくつか作成したテキストを外部に送る手段はありますが、基本できるのはテキストを打つだけです。価格もこなれてきたとはいえ、未だ3万円以上します。3万円あれば、結構いい感じのAndroidタブレットが買えるということは頭に入れておくべきです。相当に人を選ぶマシンだと思います。

オリンパスの魚眼ボディキャップレンズが面白い

カメラの液晶画面が見えづらくなってきてだんだんデジカメで写真を撮ることがおっくうになっていたのですが、先日オリンパスのE-M10 Mark2を中古で買って、また写真をちょくちょく撮るようになったのです。老眼持ちでもファインダーがあるとめがねを外さなくてよくなるんですよ!

マイクロフォーサーズのレンズは(安物を中心に)そこそこ持っているのですが、そんななかでもボディキャップレンズと呼ばれるラインナップがありまして、中でも9mmフィッシュアイBCL-0980は最高に面白いです。

魚眼レンズというのは超広角レンズでして、無理矢理広い画角を得るため、周辺がゆがんだりするのですがそれが面白い効果を生み出すのです。でも本格的なのを買うとでかいし、値段は高いし、使用頻度を考えると普通の人にはちょっと手が出しにくいものです。

でもこれは違う、まさに普段はボディキャップとして使えるほどの薄さ、しかも実売価格は1万円を切るリーズナブルなお値段。f値こそ8と相当暗いのですが、そこはそれ超広角とオリンパスの強力な手ぶれ補正があれば、結構どんな場所でも使えます。

それで出てくる絵が結構いい感じなんですよね。さすがに周辺部は流れますが、中心部はそこそこ解像していて、非常にお手軽に超広角の世界が味わえるのがいいです。

ただでさえ小さいE-M10にこれをつけると、コンパクトカメラとたいしてかわらない大きさになります。撮影の時もほとんどパンフォーカスでピント合わせも不要、露出もあんまり考えなしで撮ることができます。最近はまずこれで撮ってしまっておけみたいなところがあります。

以下撮影した写真をポチポチ。アップするのが面倒くさいので、Googleフォトと連携させてみました。うまくいくかな。

建物の写真

ISO200 1/800

建物の全体が写るのは結構便利ですよね。ISO200なら、シャープな写りです。

松江温泉の足湯

ISO1600 1/30

お地蔵さんの足下から頭の上まで一気に入る画角で、奥までピントもまずまずあっています。

夜景

ISO1600 1/10

手ブレ補正と超広角のおかげで、夜景でも頑張れば手持ちでいけます。

ISO200 1/800

とにかくこれでもかと近づくとデフォルメされて面白いです。

ISO200 ライブコンポジット機能

花火も撮ってみました。さすがにこれは三脚で。オリンパスのライブコンポジット機能を使うと、案外簡単にこういう写真が撮影できます。

日本語入力を鍛えようと思う

先日メインとなるWindows PCを新調しました。今までローエンドのCeleronだったので、第7世代Core i5を積んだPCはさすがに快適です。Windows10もいじりだしてみるとなかなか面白いし、よく考えられています。ストアからインストールするユニバーサルWindowsプラットフォームというアプリは、画面が広ければ複数のアプリを同時展開しておけるので、SNSなどと相性もよいです。

それはともかく、マシンも新しくなったことだし、日本語入力を鍛えようと思います。いつもそう思っているんですが、最近レポートなどを書く機会も増えたので本気を出したいところ。日本語IMEの能力もあがって、少々タイプをミスしても適切な候補を出してくれるし、最初の数文字を打てば、目的の言葉を予測変換でだしてくれたりもしますが、それに甘んじてはいけないのです。

定型句は単語登録しよう

ビジネス文書を作る機会が増え、いつも同じような言葉をタイプしているような気がします。こういう言葉は、さっくり単語登録してしまうに限ると思いました。今まで、何か辞書が汚れるような気がして定型句の登録を避けてきたのですが、そうも言っておられないくらいタイプするのが面倒くさくなりました。

長い名称の組織や、定型句は最初の二文字くらいで候補に出すようにしました。例えば「ごさ」で「ご査収のほど、よろしくお願いいたします。」、「いつ」で「いつもお世話になっております。」という具合です。

わざわざスニペットツールを使うよりも、単語登録をするくらいでぼくの場合十分だということがわかりました。

キーボードショートカットを覚えよう

まあ基本的にはブラインドタッチで画面を見ながら文字を打っているのですが、これが結構ミスをするんです。画面を見ながら打っているので「あっ、一文字消したい!」みたいなことはしょっちゅうあって、そのたびに右上にあるBackSpaceキーなり、Deleteキーなり押すのですが、これが結構遠いので頻繁にあると苦行になります。そういうときに、Ctrl+hとすると一文字消してもどることができます。キーボードショートカットというわけですね。

また、とかくぼくはこまめに文字列を確定をさせるクセみたいなのがあって、そのたびにEnterキーを押すのですが、どうしてもホームポジションを離れて小指を伸ばさねばならず遠いわけです。そんなときはCtrl+mで文字列の確定ができます。最初の文節だけ確定したいときはCtrl+nですね。

キーボードショートカットはこのように便利なのですが、なかなか身につきません。まずはどうしても必要な上記のようなキーから覚えていきたいものです。

キーバインドを変えよう

キーボードショートカットはCtrl+なんとかというパターンが多いわけですが、Ctrlを多用すると多くのキーボードでCtrlキーが左下にあるのが問題になってきます。Macの場合はControlキーがAの左にあるので、ちょっと小指をずらせば良いのですが、Windowsだとそうはいきません。不自然な形に小指を折り曲げて、左下のCtrlキーを押しながら別のキーをタイプすることになります。

そこでキーバインド(キーの割当)を変えてしまおうということになります。キーボードによっては、ハードウエアのスイッチで割当を変えることができるものもありますが、ソフトウエア的にキーバインドを変更することもできます。

Change Keyは、その手のソフトウエアで、随分昔からあるのですが、レジストリを書き換える手伝いをしてくれるだけなので、安心して使うことができます。

このソフトウエアを使って、Aの横にあるCapsLock(これは多くの人にとってそれほど多用することはないでしょう)をCtrlに変えてしまいます。こうすると、Ctrlを押すときは左の小指を隣に移すだけですから、苦痛がだいぶ軽減されます。

辞書を共有しよう

WindowsとMacを使っていることもあり、できれば入力環境は統一したいという思いからGoogle日本語入力を使っています。ところが、辞書の同期が簡単にはできません。インターネットをみればいろいろ細工をすればやってやれないことはないそうですが、標準ではその機能はありません。

そこで、エクスポートとインポートで対応しています。どこかのマシンで単語を登録したら、辞書ファイルをDropboxなどのクラウドにエクスポートしておき、別のマシンでそれをインポートして使うのです。ただ少々面倒くさいことは確かです。ジャストシステムのATOK Passportを使うと同期ができるらしいですが、月額料金が発生するので、今後どうしようか迷っているところです。

あとは慣れるしかないね

考えてみたら、今時長文を書くとなればキーボードを叩くよりほかないわけなので、いかに快適にタイプできるかということをもっと真剣に考えても良かったかもしれません。辞書を徹底的に使いこなし、キーボードショートカットを駆使して、早く快適にタイピングをすることで、効率的に仕事をこなしたいものです。もっとも、そうしたからといって、名文が紡げるわけではないのですけれども。

SoftbankからIIJmioに転出した

IIJmioのSIMカードとiPhone

SoftbankからIIJmioへ

SIMフリーのiPhoneも用意できたので、長年お世話になったSoftbankからIIJmioに乗り換えてみました。

SoftbankとはiPhone3G以来のおつきあいでした。当初は、エリアも狭いし、ちょっと混雑するとすぐに繋がらなくなったりしましたが、今ではエリアの不満もほとんどなく、爆速で、回線品質等に不満は全然ありません。ただ、Wi-Fiで家や会社を固めて、電話も少ししかしない、外ではそれほど高速回線はいらない身としては、価格に見合ったサービスを受けられなくなったように思います。

それは他のMNO(移動体通信事業者)にしても同じこと。横並びのサービス、横並びの価格では大手キャリアを選びようがありません。ということで、MVNO(仮想移動体通信事業者)と契約することにしたのです。

IIJmioを選んだのは、MVNOの老舗として名前が知れていて、ユーザーの満足度も高いように思ったからです。契約もすべてインターネット上で完成してわかりやすかったですし、Amazonなどで販売されているパッケージを買えば、初期費用がだいぶ節約できます。

自分でMNPをやってみる

最近のMNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)は自分で開通手続きができるそうで、電話の不通になる時間をとても少なくできました。

流れとしては

  1. Amazonなどで音声SIM用のパッケージを買う
  2. MNP予約番号を取得する
  3. IIJmioのページで申し込みをしてSIMが送られてくるのを待つ
  4. SIMが来たら開通手続きをする
  5. 電話が不通になったらSIMを入れ替えて使えるようにする

という感じになります。

1.Amazonなどで音声SIM用のパッケージを買う

Amazonで売っている音声SIMパッケージは、後日SIMが送られてくるものなので、パッケージそのものはただの厚紙です。この厚紙の中にエントリーコードが書かれていて、申し込むときにこれを入力することで初期費用が免除されるというものです。

MVNOのサイトで申し込むと初期費用をまともに払わねばなりませんが、通販ではこのパッケージがディスカウントされていることが多く、初期費用がだいぶ節約できます。

IIJmio みおふぉん SIMカード 音声通話パック [フラストレーションフリーパッケージ (FFP)] 【Amazon.co.jp 限定】
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2.MNP予約番号を取得する

MNP予約番号は、やっぱり電話で取ったほうが気が楽ですよね。ですので、専用窓口を調べて電話をしました。

ソフトバンクから他社へ変更する場合 | お客さまサポート | モバイル | ソフトバンク

自動音声ガイダンスにしたがって、MNPしたい電話番号とネットワーク暗証番号を入力するとオペレーターにつながります。今回2回線をMNPしたのですが、オペレーターにつながったら別の回線もMNPしたい旨をいえば大丈夫です。

解約の理由を尋ねられてやっぱり価格ですと答えると、Yモバイルへの好条件での転出を強く勧められますが、ここをじっと耐えてMNP予約番号をもらいます。MNP予約番号自体は携帯電話にSMSで送られてきます。

3.IIJmioのページで申し込みをしてSIMが送られてくるのを待つ

IIJmioのサイトでは手順に沿って申込みをしました。今ではどのプランでも2枚までSIM(携帯電話に差し込むICカード)が使えてデータ量を分け合えるので、3GBを二人で分け合うなら2,700円 通話料で運用できるようです。

ぼくはルーター用のデータSIMも欲しかったので、ファミリーシェアプランで音声SIM2枚、データSIM1枚を注文しました。これで10GBを分け合って3,960円 通話料の運用になる予定です。

申し込んでからデータSIMは翌日に、音声SIMは3日後に送られてきました。

4.SIMが来たら開通手続きをする

データSIMはルーターに挿入して、APN(アクセスポイント名)の設定をすればすぐに使えるようになります。

音声SIMはMNPなので、オンデマンド開通センターに電話をして開通手続きをします。手続きは全部自動音声案内で電話番号とSIMの識別番号を入力するだけです。

ただしすぐに開通するわけではありません。開通メールが届くのは約2時間後でした。実際にはメールが届く前に開通するようです。ぼくの場合、手続き後約1時間でSoftbankの回線が使えなくなり圏外の表示になりました。そこでSIMカードを入れ替えて、iPhoneの場合はみおぽんというアプリを使って構成プロファイルをインストールすると、すぐにIIJmioでつながるようになりました。

開通してもすぐに高速回線や割引電話が使えない

クーポンスイッチアプリみおぽん

IIJmioには電話番号の前に0037691をつけると通話料が半額になるみおふぉんダイヤルという仕組みがあるのですが、開通してすぐに使えるわけではありませんでした。もちろん通常のダイヤル発信はできますが、プレフィックスをつけると「お繋ぎできません」とアナウンスされてしまいます。ぼくの場合は、開通手続きから約3時間後にみおふぉんによる発信ができるようになりました。

また、高速回線での接続をIIJmioではクーポンを使うと呼ぶそうですが、このクーポンもすぐに使えるようになりません。それまでは200kbpsの低速通信になります。これが結構時間がかかって、半日ほどかかりました。

またIIJmio クーポンスイッチというIIJmioのクーポンを切り替えるアプリがあるのですが、アプリからすべてのSIMの設定ができるようになったのは、開通から9時間ほどたってからでした。

ということで、開通してもすぐに様々な機能が使えるわけではないので、時間の余裕があるときに開通したほうが良いようです。

速度はそれなり。低速時もまずまず使えそうな感じ。

RBBスピードテスト結果

何回かスピードテストをしましたが、速度は数Mbpsといったところ。下りよりも上りのほうが速度は良いです。Softbankでは数十Mbpsが出ることもあったのでかなり見劣りはしますが、数Mbpsでていれば実用上問題はないと思います。もっとも普段Wi-Fiなど使わず、大きなファイルをやりとりする使い方では物足りないかもしれません。

クーポンオフの状態では速度が200kbpsに制限されます。とはいえ、Twitterなどの文字多めのSNSは、写真とか読み込まなければ普通に使えます。Facebookもそんなにストレスを感じません。Instagramはフィードの取得は早いですが、写真の読み込みに少し時間がかかります。らじるらじるなどのネットラジオは、音声が流れ出せば途切れることはないですが、起動時のチャンネルの取得などにだいぶ時間がかかる印象です。地図アプリ、ポケモンGO、Ingressなどは割りとすぐに表示されましたので、それほど問題なくできそうです。

ただIIJmioでは、低速時に3日間で366MBを超えると極端な速度規制がかかるそうなので、低速がまずまずだからと24時間かけっぱなしみたいなことはやめたほうがいいかもしれません。

でもまあぼくの使い方では、クーポンは常にオンにしていても、嫁さんと共有の10GBを使い切るようなことはまずないので、杞憂というものかもしれません。

これから一年間はお世話になろう

まだ支払いをしてませんし、最初の月はMNP手数料やらなんやらで出費が多くなりますが、だいたい電話代は二人で今までの半額程度になると思います。通話は従量制なので、使用量をみてから、3分とか5分以内でかけ放題のサービスを考えたいと思います。

IIJmioの音声SIMは一年間の縛りがあります。といっても一年経ってしまえば、それ以降は違約金は発生しません。これからどのように通信環境が変わっていくかはわかりませんから、やっぱりそういう方が気が楽ではありますね。まずは一年間お世話になろうと思います。

IIJmioと契約しようかなと思われた方は、下記の紹介コードを申込時に入力すると、データ量が増量になるそうですので、よろしければお使い下さい。

IIJmio申し込みページ
紹介コード 967 9370 1058 067

iPhone7を買いました

iPhone7ゴールド128GB
久しぶりにiPhoneを発売日に手に入れました。

携帯電話の更新月になり、キャリアとの契約もそろそろ見直さなければなりません。一括0円で手に入れたiPhone5sの月月割が終われば、どんと電話代があがってしまいます。

電話もそれほどかけないし、通信も何GBも使わない身としては、今の三大キャリアの指向している、電話かけ放題に通信は大容量で、というのはまったくニーズにあっていません。子どももまだ小学生だし、家族で分け合うほどのこともありません。そろそろ、キャリアからの卒業をしようと思いました。

それにはSIMフリーの電話機が必要です。すっかりアップルのエコシステムに取り込まれてしまっているので、安くて高性能だとわかっていてもAndroidに変えるのをためらってしまいます。ということでSIMフリーのiPhoneを選択せざるを得ません。

実はちょっと前に、今後を考えてiPhoneSE一台をアップルのサイトで買い、5sから移行して使っていました。9月には嫁さんも更新月になるから、そのときにもう一台SEを買って与えようと思っていたのです。

けれどもiPhone7の価格を見て、予想していたよりもちょっと安かったことに心が揺らぎました。これが10万円を超えていたら、おとなしくSEにしていたでしょうが、そうでなかったのです。

気がついたら予約開始時間にPCの前にスタンバイしてポチってしまい、発売日当日に到着したらすぐさまSEから移行していました。空になったSEはちゃっかり嫁さんに渡して移行してあげました。

富士山さんは思春期より

こうして手にしたiPhone7はやっぱり良いです。6が発売されたときに「あんな大画面はiPhoneじゃない」と強がりを言っていましたが、あれは嫉妬でした。やっぱり大きい画面は良いです。さすがに文字を積極的に打とうとは思いませんが、漫画は読もうと思える大きさでした。

水に濡れても平気

防水もあるとのことで、雨の中おかまいなしに使えるのもいいです。最初はおっかなびっくりでしたが、そのうち当たり前のように雨の中や濡れた手で使うようになりました。

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128GBはやっぱり余裕があります。これでようやくFinalFantasy9ができます。しかし128GBというのは、今テキストを打っているMacBook Airと同じ容量です。なんだか複雑な気分です。

なんだかんだいって、再びiPhoneを触っている時間が増えました。画面が見やすくなったからでしょう。

さて、準備は整いましたので、10月に入ったらいよいよ格安SIMに移行しようと思います。

PCのなくなる世界がくるのかなあ

Appleの発表会のキャプチャ
Appleの製品発表会を久しぶりにライブで見ました。

最近は事前に情報がリークされまくっていて、正式発表でそれが裏付けられるというパターンが多く、日本時間の深夜にライブを見てもあんまり驚きがなかったりします。

今回も4インチのiPhone SE、iPad Proの9.7インチ版というのはほぼ事前のリーク通りでした。唯一事前にあんまりニュースになってなかったのは、Apple Watchのナイロンベルト仕様といったところでしょうかw。

キャリアの携帯電話もなんだか値引きがなくなるような話ですし、ここはiPhone SEをSIMフリーで買って、時期が来たら格安SIMに移行するのもありかなと思ったりします。

さて発表会の中で、AppleがiPad Proをとにかくプッシュしているのが印象的でした。シラー副社長は ”It is the ultimate PC replacement.(PCの置き換えとして最高だ)” とまで言ってましたね。

それを聞いた時即座に「iPadがPCの代わりなんて、それはないだろう」と思いました。ぼくなんざiPad miniを持っているにもかかわらず、やっぱり快適にテキストを打ちたいばかりに先日Macbook Airを買っちゃいましたしね…。ぼくだけでなく、当日の模様を日本語で中継をしていた人たちも同様に「まさかね〜」という反応でした。

ただ、あとでふと思ったのです。ひょっとしたら、Appleは本気で言っているのかもしれないと。

ちょっと昔の記事ですが、こういうページがあります。

村井純教授が語る:インターネットの歴史的名(迷)言集5選 – @IT

当時はそれが当たり前のように思えたことでも、あとになってみると全然的外れであったということは、世の中によくあります。その業界を代表する人さえ、予測を誤るのです。ひょっとしたら、シラー副社長が言うように、タブレットがPCに置き換わる時代が来るのかもしれません。

昨年、最近の若い人たちは、パソコンのスキルが先進国中最低レベルという話がありました。これだけスマートフォンが普及しているのにもかかわらず、です。ひょっとしたら、すでに若い世代ではPCがスマートフォンやタブレットに置き換わっているのかもしれません。

日本の学生のパソコンスキルは、先進国で最低レベル | ビジネス | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

これからデジタルデバイスの世界はどうなっていくのでしょうか。今更ながらMacbook Airを手に入れて喜んでいるぼくなど、昔日の遺物になるのかもしれません。

日記を読み直すのはデジタルデータの方がよさそう

DayOneというMacとiOSで使える日記アプリがありまして、以前はこれで日々の出来事を記録していました。このたびメジャーアップデートするというので、新しいのを買うかどうかはともかく、すべてのデータを取り出しておくことにしました。

このアプリはわりときれいなフォーマットで簡単にPDFに出力してくれるのがいいところ。これまでのデータはA4サイズで512ページになりました。一番使っていたのは3年前の入院時で、手元にあるiPhoneでとにかく記録をつけていたのでした。そのころ書いていたものをあらためて読みなおすと、どのような思いで手術に臨んだのかありありと思い出すことができます。

入院前にはこんなことを書いていました。

2013年3月27日水曜日 20:09
出征前の若者はこんな気持ちだっただろうか。大なり小なり自分の人生に落とし前をつけて戦争へといったのだろう。ぼくはそして必ず負傷して戻ってくるわけだ。
手術後には、身体的、精神的苦痛が、自分の人間性について試みるだろう。その時ぼくは何を感じるだろうか。怒り、嘆き、絶望し、あるいは嫉妬し、ありとあらゆる負の感情が襲ってくるだろう。

このころは、自分の考え方、生き方が手術によって変わってしまうのではないか、本当に苦しい時に自分がどうなるかわからないという不安を感じていました。けれども手術日にはそういう気持ちが失せて、淡々と臨んで行ったようです。手術直前には、泣き言を書いていませんでした。

2013年4月4日木曜日 7:26
朝の採血で起こされるまで寝てた。睡眠時間は十分だ。Macを取り出してインターネットでのリプライに返事を出す。懐かしい人からもメッセージをいただいて感激した。
髭をそり、歯を磨き、身だしなみを少しでも整えていく。あとからシャワーも浴びるつもりだ。
ふと尿意を覚えてトイレに行く。この感覚が今日を限りに永遠に失われるのだと思うと切ない。たかがトイレなのに。今日、切り取られるとも知らず、きちんと生体反応をしている膀胱が健気でもある。

何年も経ってから、自分の書いたものを読み返すと新鮮な感じがします。こうしてすぐに過去にアクセスできるのは、デジタルデータならではのことで、なかなか良いなと思いました。

退院後は、ノートに手書きで日々の記録をとるようになり、だんだんDayOneを使わなくなっておりました。確かにアナログでの記録は、良いものです。手を動かして書くことで思考が整理されていく感覚は、ノートに手書きでなければ感じ得ないものだと思います。

しかし、あとから検索したり参照したりするのに便利なのは、圧倒的にデジタル記録なんですよね。何百ページもあるデータから目的の言葉だったり、日にちだったりにほんの一瞬でたどり着けるのですから。

こうした日々の記録はできるだけ一つにまとめておきたいものです。そうなると、デジタルで記録すべきか、アナログで記録すべきか、はたと迷うのです。手書きは手書きの良さがあり、電子データは電子データで良さがあるんです。どうしたものかなあ。

ちなみにDayOneアプリの販売元はこちら。好きなアプリなんでぼくは購入しましたが、気軽に買えるお値段ではなくなってしまったのが残念です。また、現段階ではiOSとMacとの同期にも難があるように思われます。