採血の日。どうもぼくは血管が細いようです。あるいは血液検査のやりすぎなのか、ベテランの看護師さんがなかなか採血する血管を見つけられません。血液はだいたい肘の内側あたりで採るのが普通ですが、どうもそこらあたりでは採れそうな場所がないらしく、結局手首に近い所で採血をしていただきました。昔はそんなこともなかったのだけどなあ。
抗がん剤による副作用はいろいろありますが、自分の中では「吐き気、食欲不振」「骨髄抑制」「脱毛」が大きなものと考えています。その一つである、吐き気は今回ピークをとりあえず脱したようで、ご飯が少しずつ食べられるようになってきました。一方、骨髄での造血ができにくくなってくる症状がそろそろ現れる頃です。そこで本日の採血になったのですが、やはり骨髄抑制がはじまってきたようです。
白血球、赤血球、血小板という主な血液成分の値はそれぞれこれくらいであれば正常という基準値がありますが、今回の採血ではいずれもその基準値の下限を下回っていました。
赤血球が少なければ、酸素を運ぶ力が弱くなり、貧血や息切れなどが起こります。白血球が少なければ、外部からの敵と戦う力が弱くなり、風邪を引きやすくなったり、それが悪化したりします。血小板が少なければ、止血する力が弱くなり、ちょっとしたことで内出血をしたり、傷を作ったらなかなか治らなくなったりします。これらが減りすぎるととにかく、あまりよくないことは確かです。
しかし副作用による成分の減少は避けられないことでもあり、そこはある程度様子を見ながら治療を続けていくらしいです。下限値を切っているといっても、今のところは白血球以外はあまり心配なことはありません。白血球は普段の自分の値の半分以下ですから、少し注意をしなければなりません。
明日は予定通り、ジェムザールの2回めの投与をすることになりました。ぼくも手洗いやうがいをして、せめてもの予防をしたいと思います。
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