XPマシンの延命にはまる


WindowsXPのPCを未だに使っているわけですが、ひとえに仕事で使っているソフトウエアがXPにしか対応していないからであります。いやもちろんバージョンアップすればいいんですけど、業務用のソフトというのはバージョンアップ代金もバカにならない。アドビもびっくりの代金は到底払えない。そこで、XPをなんとか延命させているのです。

まあ長年使っているPCですからそれなりに調子が悪かったのですが、いよいよ9月になるとハードディスクへの書き込みが極端に遅くなってしまうという、深刻な問題が度々発生するようになって、その対策に大わらわでした。

普段はUltra DMAといって、理論上133MB/sでデータを転送しているハードディスクが突然PIOモードといって転送速度が約1/10となってしまうのです。こうなると、何をするにしても作業が遅延、最悪の時は読み書きができないなんてことにもなります。

これは、なんらかの読み書きエラーを通算で6回感知するとWindowsが安全のために転送速度を下げるようになっているためです。通称PIO病といって、いろいろ対策はありますが、普通に考えればハードディスクの異常か何かということになりますので、ハードディスクを交換すれば治るかもしれないという手順を踏みました。

しかし、やっぱり治らない。

何しろPIOモードですから、延々と時間をかけてバックアップを取ってハードディスクを交換したのですが、やっぱりダメ。もしかしたらソフトウエアを入れすぎていたので、それでかなあと思ったこともあり、新品のハードディスクにXPをクリーンインストールしてみました。

しかし、やっぱり治らない。

こうなるとハードディスク以外のハードウエアに問題があるのかと思い、ケーブルを変えてみたり、メモリチェックをしたりしてみましたが、やっぱりダメなんです。すぐにPIOモードになってしまう。

結局マザーボードの故障であろうという結論に至りましたが、ここまで費やした時間はなんだったのかという無力感がどっと襲って来ました。こんなことなら素直に新しいPCにしておけばよかったです。

幸いほとんど使っていないDELL製のVistaマシンがあったので、そこにXPをクリーンインストールして使うことにしました。以前よりもマシンスペックはダウンしているのですが、以前よりも快適に動いています。

しかし、未だにXPというのもなんだかではありますねえ。

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