長男サッカー部に入る

二学期のはじめに、我が家の長男が発達障害ではないかということについて学校と話し合いをしたことを書きました。

長男は高機能PDDか | fumiton.nyanta.jp

10月に発達障害を専門としている小児科にかかり、心理テストも受けました。その結果、動作性IQが高く、言語性IQが低く、この差があることで、彼自身思ったことを上手く表現することができないために、直接的行動に出てしまうのだろうという指摘を受けました。

しかしながら、十数ポイントの差は有意ではあるけれども、今の段階では医療が関与すべきまでのものではなく、学校と家庭とでサポートをしていくようにとのことでした。

家では強権的に叱ることをできるだけ避け、興奮しているときは落ち着くまで放っておいて、冷静になってから説明をするようにしています。また、担任の先生が事情があって交代されたのが、彼にとって良い方向に向かったようで、徐々にではあるけれども教室に入れるようになってきました。

そんな中で、長男はサッカー部に入りたいと言うようになりました。

本人が希望していることですから、親としても叶えてやりたいとは思いましたが、教室にも入れないような彼が、非常に厳しい規律のもとに活動をする体育系の部活をやっていけるのか、とても心配になりました。

強権的に叱られることでパニックを起こしたりすることもしばしばあります。そして、この手の発達障害ではそういう自分に嫌悪し、自分に自信が持てないのが特徴だそうです。もし、サッカー部に入って、失敗したとしたら、彼の今後の人生においても大きな挫折となって自信をなくしてしまうことでしょう。

しかし、一方でもしかしたら、集団の中で規律を守って大きな目標を達成する喜びを学ぶことができるかもしれません。ひとりきりでは無理でも、幸い、友だちとともに切磋琢磨する環境なので、持ち前の負けず嫌いなところがプラスに作用するかもしれません。

本人にとっても一か八かの賭けになると思いますが、ぼくは希望通りサッカー部に入れてやることにしました。踏ん張れるならそれに越したことはないし、挫折したら深追いせずに、次の目標をみつけてやればいいと思います。それに本格的な部活は4年生からなので、3年生のゆるいうちから慣らせば大丈夫かとも思います。

すでに数回練習をしています。入部届を出した嫁さんは、たいへん厳しそうだと言っておりましたが、今のところは楽しくやっているようです。

それにしても、いきなりそれなりの用具を揃えなければならないので、出費が大変でした。練習着とはいえ、上下もそれなりのものを揃え、靴はスパイクシューズにフットサル用のインドアシューズ、用具を入れるエナメルバッグに、ユニフォームの注文…あっという間に万札がどんどん消えていきます。これで、1カ月で音を上げられたらたまったものではないです。

無理強いはできませんが、せめて一年ぐらいはがんばってもらいたいのが親の本音です…。

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