外来診察

月曜日に退院したばかりですが、今日は血液内科の外来診察が予定されていたので、病院を受診しました。昨日から体の怠さが極まってちょっと歩行するにも息をついておりましたので、今朝の血液検査の結果はあまりよくないだろうと予想をしておりましたが、はたして予想の通りあまり回復に向かってはいませんでした。

全血にわたり基準値よりもかなり低いので、中止していたグリベックの投与再開はもうひと月ほど見送ることになりました。赤血球がなかなか回復していかない状況について聞いてみると、赤血球は血液としての寿命も長いので、落ちるのもゆっくりだが回復もまたゆっくりであると説明を受けました。現在は8gしかないヘモグロビンも来月には9g程度には回復しているんじゃないかという主治医の見立てです。血液内科の先生だけあって、今のレベルでは歩くのもしんどいでしょうと理解はしてくれましたが、この分ではなかなか普通の生活に戻れそうにありません。

続いて泌尿器科を受診しました。受診といっても今後の方針を話し合うだけです。悪いシナリオを想定して、その場合どうするべきかを考えて置く必要はあります。悪いシナリオというのは、代用膀胱のトラブルと、がんの転移再発の二つが考えられます。

代用膀胱のトラブルは、ぼくが入院している間も、何人かの患者さんが救急でやってきてそのまま入院される様子を見てきたので、割と頻度は高そうに思います。何しろ膀胱を構成しているのが腸管なので、内壁の剥離が常にあり、それが尿の中でドロっとしたかたまりとなって排出されるわけですが、詰まって尿がでないなどのトラブルに気をつけておかなければなりません。水を多くとり、排尿回数を多くすればそれだけ薄まるのですが、一方で水分を多く取ればそれだけ尿漏れの頻度もあがるので痛し痒しのところではあります。

がんの転移は、あるとすればリンパ節とか切除した膀胱周辺の臓器に行くことが多いようです。こればかりはCTなどによって視認する所でしかわからないようで、基本的には半年に一度程度CT検査を受けて転移がないか精査するということでした。転移があれば、放射線か今回のような化学療法が選択肢となるようです。早期に発見しなければ、それらの治療はあまり効かないでしょう。こればかりは、運かもしれません。

いずれにせよ来月も受診して体の状態を見た上で、10月ころにCTを撮り、それから3ヶ月程度の頻度で外来診察を行うことになりました。

血液検査があるので朝ごはんを抜いて受診して会計を終わったらもうお昼でしたが、何しろ頭がぼんやりするので、家に帰ってそのまま倒れるように寝てました。焦りは禁物かもしれませんが、思うように動かない身体が恨めしいものです。

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